グリーンスパン前FRB議長:ギリシャのデフォルト「ほぼ確実」(1) (Bloomberg.co.jpから引用)

ギリシャの債務調整で、欧米の銀行がどれだけダメージを受けるのか。アメリカ経済が更に悪化するとなると、アジアの景気も一時後退する。しばらく、暗い時期となるかもしれないが、夜明け前が一番暗くて静かだ。
日本の地震原発事故に続き、世界の景気後退を受け、日銀が資金供給を始めたら、それは次のバブルへの号砲。好き、嫌い、などの感情とは関係なく、景気や株価は上下運動を繰り返す。

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6月16日(ブルームバーグ):グリーンスパン米連邦準備制度理事会FRB)議長は、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥るのは「ほぼ確実」だとし、その結果、米経済はリセッション(景気後退)入りしかねないと指摘した。
  グリーンスパン前議長(85)は16日、PBSテレビのチャーリー・ローズ氏とのインタビューで、ギリシャ危機を解決する上で「政治システムが機能する可能性は極めて低いことが問題だ」と発言。「ギリシャがデフォルトに陥らない公算は非常に小さい」と語った。
  前議長は、ギリシャのデフォルトの確率は「非常に高く、逃げ場はないと言わざるを得ないような状況だ」とし、幾つかの米銀が「八方ふさがり」となる恐れがあると述べた。
  また、ギリシャ債務危機は米国を新たなリセッションに導く可能性をはらんでいると指摘。その上で、ギリシャ問題がなければ米国のリセッション入りの「可能性は極めて低い」とし、「米経済が近く二番底に陥ることを示唆する動きはシステム内に見当たらない」と述べた。
  米国の債務問題については、「恐ろしく危険」なものになりつつあるとの認識を示した。
記事に関する記者への問い合わせ先:Vivien Lou Chen in San Francisco at vchen1@bloomberg.net

記事に関するエディターへの問い合わせ先:Christopher Wellisz at cwellisz@bloomberg.net

更新日時: 2011/06/17 10:01 JST
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