養殖ウナギ:卸価格が高騰…稚魚2年連続の不漁で(毎日jpから引用)

デフレ(貨幣(円)価値の上昇)継続中ではあるが、限りあるものの値段は上がってきている。うなぎは美味しいのに、なかなか食べられないものになってしまうのか・・・・・。

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養殖ウナギの卸価格が高騰している。原因は稚魚・シラスウナギの2年連続の不漁。例年なら「土用の丑(うし)の日」(今年は7月21日と8月2日)をピークに値が下がるが、昨年は夏以降も横ばいを続け、春になってジリジリと上昇。たまらず値上げに踏み切る小売店も出ており、今夏のウナギは「高根の花」になりそうだ。
 シラスウナギ漁は冬から春にかけて行われる。水産庁栽培養殖課によると、昨季の漁獲高は9.2トンと「記録的な不漁」(同課)で、今季も昨季並みにとどまった。養殖ものは早ければ数カ月で出荷されるため、数が全国的に減っており、東京都中央卸売市場の4月の平均価格は1キロ2887円と過去10年間で最高を記録した。
 同じ事情を抱える中国、台湾産などの海外ものも値上がり中。大阪市中央卸売市場内の「うおいち」商品部、小山田壮さんは「来季が豊漁にならない限り値上がりは続く。消費者のウナギ離れが心配だ」と懸念している。
 この影響で、大阪市旭区に本店を構える老舗ウナギ店「魚伊」は5月下旬、各メニューを数百円単位で値上げした。卸部長の渋谷光男さんは「4、5月は毎週のように卸値が上がった。こんなことは初めて。値上げは苦渋の決断だった」と語った。【澤木政輝】

毎日新聞 2011年6月17日 13時41分(最終更新 6月17日 13時44分)

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