ギリシャの短期債入札で利回りが上昇、S&Pの格下げで地合い悪化(REUTERSから引用)

貨幣の価値がどう変わろうと、金利がどんなに上がろうとも、ギリシャでは人が生活をし続ける。ギリシャギリシャ人がいなくなるわけではない。
そろそろ、お金を中心とした資本主義を上手に利用する時代に変わりつつあるのではないか。
お金が中心ではなく、人が中心となるためには、価値観の中心をお金からエネルギーにすればいい。エネルギーとは、原油とか石炭だけではなく、他人からの評価が生きる糧となることがあるように、人の思いもエネルギーのうちのひとつである。実際の動力となるものだけではなく、人を動かす動機となるものもエネルギー。価値観の中心をそこにおけば、お金にとらわれないでお金を利用できるようになるのではないか。

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アテネ 14日 ロイター] スタンダード&プアーズ(S&P)による格下げを受けてギリシャの短期資金調達コストが上昇している。ギリシャは14日、6カ月物短期証券(Tビル)の入札を実施して16億2500万ユーロを調達したが、利回りは4.96%と、5月入札時から8ベーシスポイント(bp)上昇した。
 同水準は欧州連合国際通貨基金IMF)の救済融資に対してギリシャ政府が支払っている約4.2%の金利も上回っている。 
 S&Pは13日、ギリシャの長期信用格付けを従来の「B」から3段階引き下げて「CCC」とした上で、債務再編が行われる公算は大きく、その場合デフォルト(債務不履行)と判断すると表明した。CCCはS&Pがカバーしている国の格付けでは最低。 
 入札では海外投資家の購入比率が先月の34.2%から37%に上昇したものの、応札倍率は3.58%から2.58%に低下した。
 ギリシャの銀行の債券トレーダーは「13日のS&Pの格下げが地合いを圧迫し、応札倍率の低下と利回りの上昇につながった」と指摘した。

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