NY株、3週間ぶり安値 米国債格付け見通し引き下げで(asahi.comから引用)

なにやら、世界不況競争合戦の様相。当面は、対外債務がない日本円の勝か。しかし、米国債以外の裏づけがなく、国民からの信用で支えている通貨。他の先進諸国よりも金などの現物の裏づけが少ない。こうなったら、日経平均6000円でも驚かない。


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格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が18日、米国債長期格付けの見通しを引き下げたことを受け、同日のニューヨーク株式市場は急落した。大企業で構成するダウ工業株平均は一時、前週末の終値比で250ドル近く値下がりした。
 終値は前週末比140.24ドル(1.14%)安い1万2201.59ドルで、3月28日以来3週間ぶりの安値になった。米国財政の悪化が改めて意識されて投資家に不安が広がり、ダウ平均を構成する30社中29社が値下がりする全面安だった。
 ハイテク株主体のナスダック総合指数の終値は同29.27ポイント(1.06%)低い2735.38だった。
 一方、安全資産とされる金は買われ、ニューヨーク市場の金相場は、指標となる先物価格が一時、1トロイオンス=1498.6ドルの史上最高値をつけた。
 ニューヨーク債券市場では10年物国債の利回りが一時、前週末比で0.04%幅高い3.45%まで上昇(価格は低下)した。ただ、株式市場が下落したことで、安全資産とされる国債が逆に買われ、終値は同0.03%幅低い3.38%だった。
 一方、ニューヨーク外国為替市場ではドルが売られ、円相場は一時、3月末以来となる1ドル=82円20銭台まで上昇した。(ニューヨーク=山川一基)
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