ヒズボラ系閣僚11人辞任、レバノン連立政権が崩壊(REUTERSから引用)
中東情勢に変化が多い。要注意。
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[ベイルート 13日 ロイター] レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ系閣僚11人が12日、一斉に辞任し、スンニ派のサード・ハリリ首相率いる連立政権が崩壊した。
ヒズボラと首相は、2005年に起きたハリリ首相の父ラフィク・ハリリ元首相暗殺事件を審理する国連のレバノン特別法廷をめぐり対立。シリアやイランが支援するヒズボラは暗殺事件の関与を否定し、特別法廷ボイコットを要求したが、米国やサウジアラビアが後ろ盾となっているハリリ首相が拒否していた。
同法廷がヒズボラのメンバーを訴追する可能性が高まり、サウジアラビアとシリアがレバノンの指導者らに宗派間の緊張を和らげるよう試みるも失敗に終わった。
レバノン憲法では、スレイマン大統領が首相を指名することになっているが、海外歴訪中のハリリ首相が帰国するまで、組閣は行われない見通し。
ハリリ首相は13日、パリでサルコジ仏大統領と会談する予定になっているが、帰国の時期については明らかになっていない。
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