新興国に流入した資本の先進国への還流、逆回転も=日銀(REUTERSから引用)

まさに日本がその新興国のような環境になっている。

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[東京 22日 ロイター] 日銀は22日、先進国から新興国流入した資本が米国など先進国に再度還流するフィードバック・ループが形成されつつあり、資本の流れが逆回転する可能性と注視する必要があるとの見解を、「日銀レビュー」として公表した。

 これによると、景気低迷と低金利の続く米国を中心とした先進国から成長力の高い新興国への資本流入は、新興国各国で通貨上昇圧力となり、新興国は為替介入で多額の外貨準備を積み上げている。外貨の運用先として米国債などが選ばれることが多く、米国の低金利に拍車をかけている面があるとして、先進国から新興国への資本流入を加速させる要因となっている可能性があると指摘している。

 米国など先進国の資金運用者からみると、新興国の為替レート上昇と株式上昇の双方から収益を上げることが可能な環境となっており、いったん資本の流れが逆回転する場合、「株価下落と為替相場下落が同時進行する可能性を示唆しており、十分な注意が必要」と警告している。
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