当期剰余金は過去最大赤字=10年度上半期日銀決算(REUTERSから引用)

新規にお札をするだけで利益が出るはずなのに、アメリカ国債なんか買っているから、赤字になっちゃう。多少はお付き合いも必要だろうけど、金地金をもっと保有した方がいいんじゃないか。

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 [東京 26日 ロイター] 日銀が26日発表した、中間決算に当たる「2010年度上半期財務諸表」によると、上半期末の総資産残高は前年同期比3.4%増の120兆3317億円となり、上半期として3年連続で増加した。最終利益に当たる当期剰余金(税引き後)は円高による外為損失計上で1604億円の損失となり半期ベースで過去最大の赤字となった。
 内訳をみると、国債保有残高は前年同期比12.1%増の76兆6687億円だった。その内、長期国債は同20.1%増の55兆5315億円。貸出金は、固定金利オペによる資金供給増の影響もあり同19.7%増の36兆1284億円となった。
 前年同期末に9兆8251億円あった買現先勘定は、国債買現先オペ及びコマーシャルペーパー(CP)等買現先オペによる資金供給の減少で、ゼロとなった。  
 当座預金は、積極的な金融緩和策の結果、前年比14.9%増の20兆1713億円に膨らんだ。
 上半期の収益は、経常収益が1588億円の損失で、前年同期104億円の損失から赤字幅が拡大した。円高により、保有する外国債券などから生じる外為関係損失が、5092億円と前年同期3038億円の赤字から拡大したのが響いた。
 この結果、剰余金は上半期として2年連続で赤字となり、前年同期121億円の赤字から損失幅が拡大した。
 上半期末の自己資本は5兆7163億円と前期末と同水準だったが、銀行券平残が増加したため、自己資本比率は7.43%と前期末の7.47%から低下した。
 (ロイターニュース 竹本能文記者)
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