国際協力銀:アブダビ石油に巨額融資 原油安定供給で(毎日jpから引用)

政府は、日本人の安全(国防、災害対応等)と最低限の衣食住を守るのが仕事。企業は日本人(そして世界の人々)の生活全般を豊かにするのが仕事。
捕虜になった「連合艦隊司令長官」後藤基治著毎日ワンズ発行を読んだ。山本七平と同じくフィリピンで先の大戦を過ごされた方である。両名の著作から、いかに日本人が自己や自己が所属している組織単位で考え、大局的な視点を持っていないかがわかる。まさに今の官僚、そしてマスコミだ。この二つは、戦前のまま改革もせず今に至っている。

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 アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビを訪問した国際協力銀行JBIC)の渡辺博史・経営責任者は2日、アブダビ首長国の国営アブダビ石油公社(ADNOC)のオメル総裁と、総額30億ドル(約2400億円)の融資契約に調印した。日本への原油安定供給が条件となっている。
 JBICと民間銀行が07年に締結した融資の第2弾となる。アブダビの陸上、海上油田の権益が14年と18年にそれぞれ順次更新を迎えるのを視野に関係を強化、権益の保持や拡大、原油の安定供給の確保につなげる狙いだ。
 日本にとってUAEはサウジアラビアに次ぐ原油輸入元で、輸入量の約5分の1を占める。ADNOCは10年代後半に日量350万バレルへの増産を目指しており、融資を設備投資などに充てる一方で、日本企業と長期の原油取引契約を結び、その収入を返済に回す。(共同)
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毎日新聞 2010年11月2日 21時10分
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