米中間選挙:元プロレス団体経営者の女性候補に注目集まる(毎日jpから引用)

下記の記事中にある通り、「・・・・・政府は雇用を創出しない。(雇用創出の)リスクは企業が負うものなの」は、まさにその通りである。

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【ワシントン草野和彦】11月2日投開票の米中間選挙で、コネティカット州上院選の共和党女性候補、リンダ・マクマホン氏(62)の戦いぶりが話題を集めている。世界最大のプロレス団体「WWE」の元最高経営責任者(CEO)という抜群の知名度と資金力。党の集票力に頼らず、自らの経営実績などを前面に打ち出した選挙戦を展開中だ。
 「どうやって雇用を創出するの?」。今月上旬、民主党候補のリチャード・ブルーメンタル氏(64)との公開討論会でマクマホン氏は切り込んだ。
 高失業率は選挙の最大の争点だ。ブルーメンタル氏が挙げた政府の企業支援策などをマクマホン氏は切って捨てた。「政府、政府、政府って、政府は雇用を創出しない。(雇用創出の)リスクは企業が負うものなの」
 破産状態だったマクマホン氏がプロレス業界に参入したのは82年。夫ビンス氏の父が経営していた小さなプロレス団体を引き継いだ。97年から09年までCEOを務め、ペイ・パー・ビュー導入などの新機軸を打ち出し、当初、13人だった社員は今では500人にまで増えた。
 マクマホン氏自身もしばしばリングに登場し、レスラーにパイルドライバーを食らって失神するなど、体を張って会社の成長を支えてきた。来年は100〜140人を新規採用する予定で、雇用創出に貢献しているという自負がある。
 選挙戦に5000万ドル(40億円)をつぎ込むと豪語するマクマホン氏。共和党からは著名女性候補として、カリフォルニア州上院選にコンピューター大手ヒューレット・パッカードの元CEO、カーリー・フィオリーナ氏、同州知事選にインターネット競売大手イーベイの元CEO、メグ・ホイットマン氏も出馬しており、米メディアは3人を「保守的な女性候補」の象徴として取り上げている。
 ◇敵は女性有権者
 ただ、マクマホン氏はやや苦戦中だ。意外にも「敵」は女性有権者で、マクマホン氏支持は34%、ブルーメンタル氏支持が61%という世論調査もある。保守系米FOXテレビは「女性は女性らしく振る舞うべきだ」との考えや、自分以上に脚光を浴びる同性を嫌う傾向が女性の中にある、という専門家の分析を紹介している。

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毎日新聞 2010年10月23日 19時48分(最終更新 10月23日 21時18分)
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