違法飛行する個人飛行機、富豪の新たな趣味に(人民網日本語版から引用)

日本には、どのくらいの個人所有の飛行機があるのだろう。

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杭州蕭山国際空港で先月7日午後8時から9時にかけて、UFO(未確認飛行物体)が原因でり約20便が遅延した。専門家らが即刻UFO調査共同チームを組織し現地に赴いた。2週間後、この「UFO」は航路不明な航空機、すなわち届出が提出されていない個人飛行機である疑いがあると判定された。
 中国にはすでに約200機の個人飛行機が飛んでいるが、それもここ数年の出来事だ。豊かになりつつあった中国で、懐が温かくなり始めた富豪達は高級車を買いあさった。財産が増えると、個人飛行機に興味がわくのは自然なことだった。
 個人飛行機購入は容易ではない。関連施設の建設も必要になる。衝動的に個人飛行機を買う中国人富豪は少なくないが、各設備が整わず、結局は格納されたまま宝の持ち腐れとなることがある。
 中国の現行の法律・法規の規定によると、個人が飛行を行う場合、次の3条件を満たす必要がある。第一に、飛行する航空機が民航局が発行した「航空機運航合格許可証」を取得していること。第二に、操縦士は合法的な有効な操縦資格を有していること。第三に、軍民航空管理部門に対して飛行区域および飛行計画を申請、認可されれば飛行可能となる。しかし現状では、中国の低空域は未だ個人飛行機には開放されていない。個人飛行機が臨時の飛行計画を申請するのは容易ではない。
 中国国内の個人飛行機の現状は主に2つに大別される。ひとつは毎回の飛行前に関連部門に臨時報告を行うが、許可される可能性が低いもの。もうひとつは報告なしで勝手に「飛び回る」ものだ。民間航空専門家で西安閻良国家航空ハイテク産業基地管理委員会の金乾生・主任は、杭州空港付近に出現したUFOは後者だと指摘する。(編集HT)

 「人民網日本語版」2010年8月4日
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