中国の不動産市場は危険なほどに過熱─政府系エコノミスト=人民日報(REUTERSから引用)

現在の不動産バブルを乗り越え調整のあと、つまり1〜2年くらいあとに、更に上がり続けるのかどうか。

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[北京 9日 ロイター] 9日付の人民日報(海外版)によると、中国社会科学院エコノミスト、易憲容氏は、中国の不動産市場は危険なほどに過熱している、との見方を示したうえで、投機バブルの鎮静に失敗すれば、金融市場や社会の安定が脅かされかねない、と主張した。
 同氏は、電力メーターから集計したデータとして、中国都市部には空家となっているマンションや戸建てがおよそ6540万戸ある、と指摘。その多くが、価格上昇を見込んで取得されたものだ、としている。
 空き住宅の「ショッキングな」水準は、中国の不動産ブームがもたらした危険を示している、とし「膨れ上がったバブルがはじけなければ、市民の福利が損なわれ、国の金融や経済発展にも影響する」と述べた。
 政府はここ数カ月間、頭金やローン金利の引き上げなど不動産抑制策を相次いで打ち出している。統計局が発表した5月の都市部不動産価格の上昇率は前年比12.4%・前月比0.2%で、4月から鈍化した。

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