火星への片道旅行、参加希望者募る オランダ民間団体(CNN.co.ipから引用)

片道切符とは、島流しのようなものではないのだろうか。更に、火星から地球へ帰る技術力が無いとは。本当に昔月に行って帰ってきたのだろうか。
ジェットエンジンではなく、重力場を操作できる乗り物ができないと難しいのかもしれない。

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(CNN) 火星ツアーの参加者募集。ただし用意できるのは片道切符のみ――。オランダの非営利団体が22日から、そんな条件で参加希望者の応募受付を開始した。

火星旅行を計画しているのはオランダの民間組織の「マーズ・ワン」。予定では2022年に地球を出発し、7カ月の旅を経て23年に火星に到着する。参加者はそのまま地球に戻ることなく、火星で生涯を終えることになる。「死者をどうするかは火星にいる人たちで決める」(マーズ・ワンのランスドープ代表)という。

1回の飛行につき男性2人、女性2人を搭乗させる予定で、18歳以上なら誰でも応募できる。手数料は米国から応募する場合で38ドル(約3800円)。これは計画遂行のための資金に充てられる。

火星にはコロニーを建設予定で、2025年には第2陣を送り込み、その後は定期的に人員を派遣して定住者を増やしていく計画。コロニーは人口の増加に応じて拡張する。同社には既に、1万通を超す応募メールが届いているという。
片道旅行になったのは、その方がコストが大幅に削減できるという理由に加えて、地球に戻って来るための技術が存在しないという理由による。ランスドープ氏は米ニューヨークで記者会見し、「人類を火星に着陸させるための新しい発明は不要だ」と強調した。

同氏によると、最大の障壁は資金で、同社はマスコミの報道を通じてスポンサーを集めたい意向。コロニー建設などの予算は約60億ドル(約6000億円)を見込んでいるが、計画実行までに十分な資金が集まるかどうかは不明。また、火星の過酷な環境で生き延びるための生命維持システムを出発までに開発できるのかという疑問もある。

乗員の到着を前に、同社は早ければ2016年10月にも火星に補給機を送り込み、続いて18年には「移住探査機」を着陸させる計画。乗員の輸送に使う着陸システムは、本番前に8回の実験を予定しており、ランスドープ氏によれば「月のミッションよりずっと安全」だという。

火星までの飛行については、国際宇宙ステーションに物資を輸送した実績のある民間企業スペースXと交渉中だという。同社の宇宙船「ドラゴン」の技術を使って飛行し、火星に着陸することを検討している。
火星での食事は乾燥食や缶詰ばかり。水は自分たちの尿をリサイクルして使う。病気になったり負傷したりした場合も自分たちで手当てするしかない。このため参加者は、大きなストレスに耐えられる強い精神力の持ち主を選ぶ予定だ。

ランスドープ氏は記者会見で、自分も火星に行きたい気持ちはあるが、「私には素晴らしいガールフレンドがいて、彼女が付いて来たくないというので、私もここにとどまることにした」と語った。
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