英銀の資本不足は250億ポンド、12月末までに対応必要=中銀金融監督委(REUTERSから引用)

先進諸国は、どこも金融緩和で持っている。そこに突っ込んだ日本は、どこまで突っ走れるのだろうか。

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[ロンドン 27日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行、BOE)の金融監督委員会(FPC)は27日、国内銀行の資本不足額は250億ポンド(378億9000万ドル)と発表し、12月末までの資本増強を求めた。

 FPCは声明で、一部の銀行はすでに資本要件を満たしているとしつつも、「資本要件を満たしていない銀行の資本不足の総額は、2012年末時点で約250億ポンドとなっている」とした。声明は、特定の銀行名には言及していない。

 また、喫緊の課題は、新銀行自己資本比率規制「バーゼルIII」に基づき、年末時点の中核的自己資本比率(コアTier1)比率を7%以上に引き上げることとした。

 

 英大手行はこれまでに今年の業績見通しに基づく資本増強計画を発表しており、不足額250億ポンドの半分が解消されるとみられる。

 追加的な公的資金の注入は実施されないことになっている。

 FPCは、資本不足に陥ってる銀行や住宅金融組合に対し、融資を抑制することなく、増資やバランスシートの再編を通じ資本要件を満たすよう要請した。

 発表を受け、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)、HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)、バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)が軒並み小幅上昇したほか、ロイズ(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)は2.4%高となった。
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