北朝鮮を切り捨てるべきか、中国のネットで激論(Chosun Onlineから引用)

中国が北朝鮮に公式に強く厳しく当たり出すころには、米朝親善が相当進むのかもしれない。

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中国共産党の幹部養成機関、中央党校の機関紙、学習時報の編集幹部が「中国は北朝鮮を切り捨て、韓国と共に韓半島朝鮮半島)の統一を推進すべきだ」と発言したことをめぐり、中国版ツイッターの「微博(ウェイボー)」では激論が展開されている。

 学習時報のトウ聿文(トウは登におおざと)副編集長は先月28日の本紙インタビューや英紙フィナンシャル・タイムズへの寄稿を通じ「北朝鮮による3回目の核実験を契機として、中国は北朝鮮を捨てる準備をすべきだ」と主張した。


 時事評論家の邱震海・同済大教授は微博で「中国が直面する国際的環境からみて、北朝鮮を切り捨てることはできない。米国と日本が中国を包囲している状況で、中国は同盟が必要な状況だ」とし「北朝鮮がその弱みにつけ込み、中国を脅しているが、中国としては北朝鮮とやっていくしかない状況だ」と指摘した。

 メディア企業、中視大唐伝媒の陳明遠会長は「米国が中東地域を掌握するためのカードとして、イスラエルを使っているのと同様、中国も中朝関係を活用すべきだ」と述べた。「北朝鮮を切り捨てれば、旧ソ連東ドイツを捨てて崩壊したのと同様の運命を迎える」(ABB中国法人役員)とか「米国がメキシコやカリブ海を捨てないのと同様だ」(中国建設銀行支店長)といった声もある。


 一方、トウ副編集長の意見に同調する意見も約半数を占めた。新華社の林建陽・香港特派員は「米国と北朝鮮が互いに秋波を送っているのは、皆が知っていることだ。米国が北朝鮮と国交を正常化すれば、北朝鮮は中国にある種の措置を取ることになる」と指摘した。


 浙江省に住む市民は「北朝鮮を切り捨てないのは、トラを飼うようなものだ」と書き込み、天津市在住の市民も「北朝鮮は徐々に『連米反中』に向かっている。とうに切り捨てるべきだった」と主張した。


北京= 崔有植(チェ・ユシク)特派員

朝鮮日報朝鮮日報日本語版
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