モンティ伊首相が辞任−総選挙前倒しへ、緊縮策が争点に (Bloomberg.co.jpから引用)

どうなるイタリア、ユーロ。

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12月22日(ブルームバーグ):イタリアのモンティ首相は21日、辞表を提出し、事実上辞任した。同氏は1年1カ月にわたって実務型内閣を率い、財政緊縮策を推し進めた。前倒しされる総選挙では、緊縮策が争点となる。

大統領府の声明によると、モンティ首相はナポリターノ大統領に辞表を提出。大統領は、モンティ政権が暫定政権として引き続き政権運営を担当するよう要請した。モンティ首相は、2013年予算案可決の後、辞表を提出した。大統領は来年2月24日の総選挙実施を示唆している。

モンティ氏は、イタリアが債務危機にのみ込まれる危機にひんしていた昨年11月、ベルルスコーニ氏の後を継いで首相に就任。イタリア国債の信認を回復させ、国際社会における信頼感を取り戻したものの、増税や失業率上昇、景気悪化といった問題も招いた。

モンティ首相は続投の意向は示していない。23日の記者会見で、改革路線継続のため出馬を求める中道勢力の要請に応じるか、それとも出馬を見送るか表明する可能性がある。

原題:Monti Quits as Italian Prime Minister, Clearing Way forElection(抜粋)

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更新日時: 2012/12/22 12:40 JST
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