日韓財務対話は延期、通貨スワップ見直しも考慮=安住財務相(REUTERSから引用)

日中韓が喧嘩をするとアメリカが喜ぶ。今回は、中国に対してフィリピンをけしかけたり、日中韓尖閣で煽ったり、竹島で日韓間を煽ったりとアメリカの影がちらつく。
アメリカに煽られたおバカな国にはお灸をすえるのはいいだろうが、本気で喧嘩をしてはこちらがおバカになってしまう。

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[東京 17日 ロイター] 安住淳財務相は17日午前の閣議後会見で、今月25日に開催予定だった日韓財務対話を延期したことを明らかにした。韓国の李明博大統領の竹島訪問や、天皇陛下に対する発言を受けて「日本国民の感情を逆なでする発言は、私としては看過ならない」と話した。通貨スワップ協定の見直しも「考慮している」とした。

財務相は今回の訪韓を、自身の判断で延期したと説明。李大統領の言動を踏まえ「私自身が訪韓する時期(として)は適切ではないと判断した」という。

通貨協定に関しては、昨年10月の拡充合意を「当時の厳しい韓国側の経済状況を考慮し、さまざまな配慮をしたつもり」としながらも「今後どうしていくかは、政府全体として考えねばならない」と指摘。「延長するかを含め、白紙の状態」だと述べた。

韓国との通貨協定は、野田佳彦首相が李大統領との会談で、従来の130億ドルから700億ドルへ拡充することで合意。日銀と韓国銀行(中央銀行)が結んでいた円とウォンのスワップ限度額を30億ドルから300億ドルへ広げたほか、新たに日本の外為特会と韓国銀行の間で、ドルと円やウォンを交換する300億ドルの枠組みを設けた。アジア域内国で緊急時に外貨を融通し合う「チェンマイ・イニシアティブ(CMI)で合意済のスワップ限度額は100億ドルで据え置いた。

財務相はCMIで合意した100億ドルのスワップ限度額は「セーフティネットとして作っているので必要性はあると思う」としたが、時限措置だった日韓中銀間のスワップ拡大策などの扱いは「今後検討する」との考えを示した。

財務相はさらに「われわれ自身が何らかの支援を差し伸べるとしても、それは国民の理解があってできる。一連の(李大統領の)行動や発言が日本国民から見て、どうそれを考えるのか推移をよく見ないといけない」とも指摘。政治的な問題と経済政策を「まったくクールに切り離すことは難しいと思う」と述べ、理解を求めた。

(ロイターニュース 基太村真司;編集 田中志保)

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