アナン氏、国連シリア特使を辞任へ 内戦混迷で(asahi.comから引用)

来月にはシリア派分裂の度合いを深め、そのうち実際に分裂してしまうのではないか。

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国連とアラブ連盟のシリア担当合同特使を務めるアナン前国連事務総長は2日、8月末で辞任する意向を示した。国連とアラブ連盟は後任の人選に着手する方針。アナン氏が提唱したシリアの和平案は、内戦の激化で実現のめどが立たないままだ。

 アナン氏はジュネーブで会見し「軍事的暴力の拡大と、国連安全保障理事会での結束の欠如などから、仕事を効果的に行う状況が変化してしまった。安保理は(誰が悪いか)指をさしあっている。シリアの人たちに対話を始めさせることは不可能だ」と述べ、安保理を非難した。

 アナン氏は今年2月、特使に任命された。事務総長経験者の特使就任は極めて異例で、幅広い人脈と高い実務能力が評価され、市民殺傷がやまないシリアの状況打開を期待されての起用だった。
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