「謎の病気」はEV71が原因か、幼児64人死亡 カンボジア(CNN.co.jpから引用)

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プノンペン(CNN) カンボジアの子どもが原因不明の病気で相次ぎ死亡している問題で、同国のパスツール研究所は9日までに、患者24人のうち15人から手足口病などの原因となる病原体「エンテロウイルス71型(EV71)」の陽性反応が出たことを明らかにした。同国内での死者は過去3カ月で64人に上っている。

EV71は手足口病の原因となり、重い神経系の合併症を引き起こすこともある。パスツール研究所の専門家は「これで今回の集団発生についても説明がつく」と述べ、10日か11日にはさらに多くの検査結果が出るとした。

一方、世界保健機構(WHO)は8日、まだ原因が完全に解明されたわけではなく、さらなる調査が必要だとの見解を発表した。

患者を受け入れている現地の病院の医師は、EV71の発見は重要ではあるが、ほかにも要因があるかもしれないと話している。系列の病院には過去3カ月で2〜3歳の幼児66人が入院し、うち64人が死亡した。患者は重い神経系及び呼吸器系の合併症を起こし、肺胞が完全に破壊されて死に至っているという。

EV71に感染すると、軽度の場合は風邪のような症状や下痢、手足と口の痛みなどを訴え、重くなるとまひや死に至ることもある。重度のEV71感染に効果的な抗ウイルス薬はなく、ワクチンも存在しない。
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