EUはIMF資本増強を要求−19、20日のG20会議で決定を (Bloomberg.co.jpから引用)
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3月31日(ブルームバーグ):欧州連合(EU)はユーロ圏各国が域内の債務危機に対応するため総額1兆ドル超のファイアウォール(防火壁)で合意した後で、国際通貨基金(IMF)の資本増強を求めた。
30日にコペンハーゲンで開催されたユーロ圏財務相会合では、既に融資先が決定している約3000億ユーロと、恒久的な救済基金の欧州安定化メカニズム(ESM)の5000億ユーロを合計し、ファイアウオール全体を8000億ユーロとすることを決定した。
欧州各国はこれに加え、欧州中央銀行(ECB)が長期資金供給オペを実施していることから、欧州が安定に戻る過程にあることを示しているとして、20カ国・地域(G20)に対し、4月19、20日にワシントンで開かれる財務相・中央銀行総裁会議でのIMFの資本増強を促している。
ドイツのショイブレ財務相は31日、「欧州は国際経済のための責任を認識している」と述べた上で、「IMFが世界経済への感染や脅威の可能性を回避するための予防的措置を取れば、欧州としては重要な貢献を行う」と言明した。コペンハーゲンでの2日間にわたる財務相会合後に記者団に語った。
原題:Europe Eyes IMF War Chest Boost as Firewall Tops $1Trillion (1)(抜粋)
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更新日時: 2012/04/01 12:01 JST
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