ECBの3年物オペ2回目、5295億ユーロ応札−過去最大の供給に (Bloomberg.co.jpから引用)

お札ジャブジャブ。ECBに日銀も続くか。

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 2月29日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)の2回目の3年物資金供給オペは、応札銀行数、応札額ともに前回を上回った。過去最大の流動性供給はユーロ圏経済の追い風となる公算だ。

  ECBの29日の発表によると、1092日物資金オペには域内の800の金融機関から計5295億ユーロ(約57兆2700億円)の応札があった。ECBは全額を供給する。昨年12月の初回の3年物オペでは523金融機関に計4890億ユーロを供給した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト28人の調査では、今回の応札額は中央値で4700億ユーロと見込まれていた。

  バークレイズ・キャピタルの債券ストラテジー責任者、ローレント・フランソレット氏は「今回のオペで驚きなのは応札銀行の数の多さだ。中小の銀行が多く参加したのだろう。これらの銀行は資金を経済に注入すると思われる」とし、「従って影響は初回よりも大きいかもしれない」と述べた。

  初回の3年物資金供給後には債券と株式相場が上昇。銀行がECBからの資金の少なくとも一部を高利回り資産に投資していることが示唆された。

  この日のオペの規模はECBのリファイナンスオペ史上最大で、同中銀が供給した3年物資金の総額は1兆ユーロを超えた。域内の銀行の総数は2267行。3分の1以上が応札したことになる。

  ソシエテ・ジェネラルエコノミスト、ミシェル・マルティネス氏は「不名誉という認識がないのは明らかだ」と論評した。また、INGグループ(アムステルダム)のエコノミストマルティン・ファンフリート氏は、評判を気にして前回利用を見送った銀行も、「見送るにはあまりにも良い話だ」という結論に今回は達したのだろうと話した。ECBが適格担保の幅を広げたことも影響したのだろうと付け加えた。

記事に関する記者への問い合わせ先:Gabi Thesing in London at gthesing@bloomberg.net

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更新日時: 2012/03/01 02:02 JST
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