普天間移設:「在沖海兵隊は豪に」 元米国防次官補ナイ氏 /沖縄(毎日jpから引用)

海兵隊は日本から出ていく。これに日米官僚チームはおとなしく従うだろうか。
沖縄には自衛隊が駐屯すればよい。米兵による犯罪がなくなり、自衛隊員が夜の街にお金は落とす。

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米国が打ち出している米海兵隊のオーストラリア駐留方針について、米クリントン政権の元国防次官補で約15年前から米軍普天間飛行場の移設問題に関わっている知日派の重鎮ジョセフ・ナイ氏が在沖海兵隊の移転を主張していることが22日、明らかになった。米紙ニューヨーク・タイムズが同氏の論文を掲載した。論文でナイ氏は「沖縄県内に海兵隊を移設する現在の公式計画が、沖縄の人々に受け入れられる余地はほとんどない」と分析し、「海兵隊をオーストラリアに移すことは賢明な選択だ」としている。

 ナイ氏は1995年、米国防次官補としてアジア外交政策を規定した「東アジア戦略報告」の作成に関わり「10万人駐留体制の維持」を主張し、在沖米軍基地と在沖海兵隊の重要性を強調する立場だった。その後もハーバード大学教授などを歴任し、米国の対日政策に関与するなど日米安保関係への強い影響力を保つ。

 南シナ海で海洋権益拡大を狙う中国への懸念から、オーストラリア移転の利点を「この地域(アジア太平洋地域)の撤退という誤ったシグナルを送ることなく、彼らは自由に訓練をすることができるようになる」と結論付けている。

 普天間飛行場については「(密集地域にあるため)摩擦を引き起こし、私たちの大きな戦略に影を落としている」との見解も示し、オーストラリアへの在沖海兵隊移転が「中国に向けて正しいメッセージを発信し、そして日本とのさらなる摩擦を避けることにもつながる」と主張した。

 米海兵隊のオーストラリア駐留に関しては、16日に開かれたオバマ米大統領と豪州のギラード首相の首脳会談で方針が示された。米豪両政府によると来年半ばをめどに200〜250人の海兵隊員を配置し、段階的に増強していき、両国空軍の軍事交流も増やす。米国独自の基地は建設せず、オーストラリアの軍事施設を利用する。また、将来的に2500人規模にまで拡大させることも発表されている。

<ナイ氏論文(要旨)>

 オバマ大統領が決定したオーストラリアの基地に2500人の海兵隊を常駐させることには3点の評価すべき点がある。(中略)
 3点目、沖縄に関しての注意点だ。密集地域にある海兵隊普天間飛行場が摩擦を引き起こし、私たちのより大きな戦略に影を落としている。私が沖縄に関する特別行動委員会の共同議長を務めたころから、日米政府は普天間問題にずっと取り組んできた。1995年からだ!
 沖縄県内に海兵隊を移設する現在の公式計画が沖縄の人々に受け入れられる余地はほとんどない。海兵隊をオーストラリアに移すことは賢明な選択だ。なぜならこの地域(アジア太平洋地域)からの撤退という誤ったシグナルを送ることなく、彼らは自由に訓練をすることができるからだ。

琉球新報

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2011年11月23日
引用終了