台風12号:豪雨で堆積の流木 和歌山県が無償提供(毎日jpから引用)

これは合利的だ。
台風の後は、いつも海上の流木やごみなどの浮遊物が増える。沿海の流木を再利用する名案があれば海上交通の安全にも寄与する。

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和歌山県仁坂吉伸知事は26日の定例会見で、台風12号の豪雨で海岸、河川、ダムに堆積(たいせき)した流木約1万1600トン(現時点の推計)について、再生利用可能なものを無償で提供すると発表した。県が根を切るなど処理し、運搬は引き取り者が行う。事前申し込みが必要だが、転売目的などでなければ、誰でも受け取れる。

 県によると、再利用可能な流木を県が分別、運搬可能な長さに切断し、県指定の貯木場所に集積する。製材や紙への加工、燃料など、多くの需要が見込まれるという。

 流木は、台風12号の豪雨により県全域の海岸やダム湖、河岸に堆積した。長さ15メートルほどの巨木も多数あり、沖合に流れれば海難事故につながる可能性もある。県や市町村、ボランティアらが順次撤去し、自治体施設で焼却処理したり、産業廃棄物処理業者に委託していたが、費用削減と資源再利用のため無償譲渡することにした。

 県は今後、分別を進めて県ホームページで情報提供する。問い合わせは県土整備総務課(073・441・3063)。

 また、仁坂知事は同日、台風で被災した小売、サービス、飲食、観光業などの再建費用の1割、農林畜産業者の3割を補助する支援策も正式発表した。被災者生活再建支援法の基礎支援金に県独自に最大150万円の上乗せもする。【山下貴史

毎日新聞 2011年10月26日 14時13分
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