米株大幅下落、弱い中国PMI受け世界経済めぐる懸念高まる(REUTERSから引用)

アメリカは、中国のお金を狙っているのか。中国が国慶節連休の間に、世界の株式相場を下げるのだろうか。そして中国が資金を供出するようにするのだろうか。胡錦濤主席のうちに、オバマ大統領のうちに取引はなされようとしているのだろうか。

引用開始
 [ニューヨーク 30日 ロイター] 30日の米国株式市場は大幅下落。この日発表された中国購買担当者景気指数(PMI)が弱かったことで、世界経済の低迷に対する懸念が強まった。

 HSBCが発表した9月の中国PMI(季節調整済み)確報値は49.9となり、改善と悪化の節目となる50を3カ月連続で下回った。 

 ダウ工業株30種は240.60ドル(2.16%)安の1万0913.38ドル。

 ナスダック総合指数は65.36ポイント(2.63%)安の2415.40。

 S&P総合500種は28.98ポイント(2.50%)安の1131.42。同指数は9月だけで7%超下落した。第3・四半期の下落率は14%を超えた。

 欧州債務危機米国債格下げ、世界経済の減速に見舞われ、米株式市場は四半期ベースでは、2008年の金融危機以降で最低の結果となった。 

 金融株が急落した。モルガン・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)は10.5%安。同行の欧州系銀行へのエクスポージャーについて、投資家の不安が強まっている。モルガン・スタンレーの5年物クレジット・デフォルト・スワップCDS)は過去数日間で大幅に拡大し、6月末の水準のほぼ3倍に達した。

 投資家の不安心理を映すシカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティー(VIX)指数は10%超上昇し、42.96で終了した。これは8月半ば以来の高水準となる。
この日発表された9月のロイター/ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)は速報値から上方修正されたものの、雇用などに対する懸念が根強く、消費を下押しする恐れがあることを示唆する内容となった。 

 個別銘柄では、複合企業のインガーソル・ランド(IR.N: 株価, 企業情報, レポート)が12.1%安と急落した。同社の第3・四半期と通年の利益見通しがともに市場予想を下回ったことを嫌気した。

 モルガン・スタンレー景気循環株指数は3.6%安となった。

 騰落銘柄比率は、ニューヨーク証券取引所がおよそ1対4、ナスダックが2対7となった。 

 ニューヨーク証券取引所アメリカン証券取引所、ナスダックの3市場の出来高は約 85億8000万株と、昨年の1日平均の79億6000万株を上回った。 

引用終了