世界経済の鈍化は予想より長期化へ=英中銀理事(REUTERSから引用)

半年以内に当座の大底を打つのであろう。円高が70円前後で反転する場合は、数年先にさらなる円高を先送りされている可能性も残る。

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[ロンドン 29日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のデール理事(チーフエコノミスト)は、世界経済の鈍化は当初の予想よりも長引く見込みだとした上で、状況がさらに悪化した場合には、BOEはさらなる金融刺激策を検討せざるを得なくなる可能性がある、との認識を示した。29日付英デーリー・メール紙とのインタビューで語った。

 デール理事は、英国の主要貿易相手国の成長が鈍化し、英国の輸出業者の信頼感が落ち込んでいると指摘、「夏の間は、その多くは一時的なソフトパッチ(軟調局面)に過ぎないと考えていたが、現在は、鈍化がより長期化するように見える。状況の悪化が続いた場合には、さらなる金融緩和を検討しなくてはならないかもしれない」と語った。

 デール理事は8月までは利上げを求めていたが、成長見通しに「著しい変化」が生じたとして、金融緩和方向にスタンスをシフトしていた。
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