ユーロ圏財務相会合、ギリシャ追加支援実施7月半ばめど (CNN.co.jpから引用)

結局は、先送りするための駆け引きで、貸す方も借りる方も、それぞれ危機をあおっている部分もある。ユーロの道のりは視界不良だが、まだ続いている。

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(CNN) ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は20日、ギリシャ政府が実施・提案している歳出削減策を評価し、7月半ばをめどにギリシャへの追加融資を実施する方向だと発表した。
ユーログループは声明の中で「ギリシャ当局は重大かつ必要な是正措置に乗り出している」と指摘、「財務相会合ではギリシャ当局が過去1年の間に相当の進歩を遂げたと認め、この困難な時においてギリシャ市民が直面している深刻な問題についても認識している」とした。
ただし追加融資は実施する方向だとしながらも、条件として「順守報告」の完了、欧州当局との交渉を通じた詳細の調整、緊縮財政の継続などの措置を挙げ、「財政戦略と国営企業の民営化に関する主要法案がギリシャ議会を通過することにより、次の融資実現への道が開ける」とした。
ギリシャへの融資は同国の財政危機の悪化と欧州への波及を食い止める狙いがあり、今回で2度目となる。融資の規模などについて具体的な内容は明らかにしていない。
これに先立ちギリシャパパンドレウ首相は19日、議会で緊縮政策への支持を訴えた。首都アテネなどで同政策に反対する抗議デモが続く中、17日には内閣改造を実施し、信任投票を呼び掛けている。
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