SDR建ての債券発行を提案 IMF専務理事(asahi.comから引用)

欧米、特に20世紀アメリカが行ってきた、お札をすり散らかして戦争で吹き飛ばす経済運営が行き詰まっていることは明らかなのに、同じような案を次から次へと出してくる。
これじゃ、リーマンショック以上の経済危機がそのうち訪れる。
今年欧米で債権問題が噴出するのか、それとも更に先送りされるのか。

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【ワシントン=尾形聡彦】国際通貨基金IMF)トップのストロスカーン専務理事は10日、国際通貨体制の改革について演説し、IMFの特別引き出し権(SDR)をもとにした債券の発行を通じて、SDRの役割拡大を提案した。2011年のG20議長国のフランスは、ドル基軸通貨体制の改革を議題に掲げており、今後議論が拡大しそうだ。

 ストロスカーン専務理事は「SDR建ての債券を発行すれば、新たなレベルの準備資産につながる可能性がある。為替相場の過度の変動を和らげることにもつながる」と表明した。また、専務理事は中国人民元をSDRの構成通貨に加える必要性にも改めて言及した。

 SDRは、ドル、ユーロ、日本円、英ポンドの通貨バスケットで算出されるIMFの特別引き出し権で、IMFへの出資比率に応じて加盟各国に配分されている。危機に陥り、お金が足りなくなった国にとっては保有するSDRの額などに応じて、ドル、ユーロ、円といった実際の通貨を手に入れることができる。
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